研究開発
「曖昧な表現を含んでいてもロボットと対話できるようなシステムを目指しています。」
Simple is the Best. の基本は、(1) プログラミングの自動化、および (2) 仕様上存在する未定義部分の分離にあります。
従来のシステム仕様を基本とした自動プログラミングでは、外部環境からの情報によって意味(動作仕様)が決定されるような仕様を記述する際、未定義となる部分を上手に表現することが出来ていませんでした。これに対し、本アプローチでは未定義な部分を未定義語彙として分離し、これら語彙を通して外部環境からの情報を得る(未定義解消)ことで、たとえばロボット対話における複雑なコミュニケーションを、外部環境とは独立して機能しうるコア部分と、外部環境に依存する部分とに分離・統合することで円滑に進めることを可能とします。
一方、外部環境とのインタラクションを通じ、未定義語の意味的値域を拡張させることで、システム全体の進化的発展が期待されます(定義推定)。
本アプローチは、未定義あるいは曖昧さが持つ「多義性」を積極的に利用することで、システム固有の設計と、外部環境に依存する部分を「語彙」を介して接続することで、従来の、モジュール間 APIインタフェースが持つ隘路性の脱却を目指します。
教育サービス
当社が最終的に目指すところは、人間が持つ知識をいかに機械に教え込むかにあります。その場合、機械が理解できる表現形式はどんな形が好ましいのかを考えることも重要ですが、それ以前に、問題自体、あるいはその解法を、Simple is the Best. の発想で、分析・設計することが重要です。本件に関し特別な思考ツールは存在しません。具体的な課題を通じ、体得できるサービスを提供していきたいと考えています。